お知らせ

水戸中央病院が25年4月開設予定の介護老人保健施設”ひまわり水戸”の情報をお届けします

2013年4月1日月曜日

身体拘束ゼロを実現するための基本方針

身体拘束ゼロを実現するための基本方針

身体拘束による、身体的弊害、精神的弊害を社会的弊害をなくす為
ひまわり水戸においては身体拘束ゼロを目指します。
但し、生命に危険のある場合等一時的に拘束を行う必要がある場合は、ご家族等の承認があれば、この限りではない。

1・具体的な行為
①徘徊しないように、ベッドに体幹や四肢を抑制帯等で縛る。
②転落しないように、ベッドに体幹や四肢を抑制帯等で縛る。
③自分で降りられないように、ベッドを柵(サイドレール)で囲む。
④点滴・経管栄養等のチューブを抜かないように、四肢を抑制帯で縛る。
⑤点滴・経管栄養等のチューブを抜かないように、または、皮膚を掻きむしらないように、手指の機能を制限するミトン型手袋等をつける。
⑥車椅子・椅子からのずり落ちたり、立ち上がったりしないように、Y字型
 拘束帯や腰ベルト、車椅子テーブルをつける。
⑦立ち上がる能力のある人の立ち上がりを妨げるような椅子を使用する。
⑧脱衣やオムツ外しを制限する為に、介護服(つなぎ服)を着せる。
⑨他人への迷惑行為を防ぐ為に、ベッドなどに体幹や四肢を抑制帯で縛る。
⑩行動を落ち着かせる為に、向精神薬を過剰に服用させる。
⑪自分の意思で開ける事の出来ない居室等に隔離する。

2・ベッドからの転落防止対策
①職員から目の届く居室の検討。
②ベッドにて休まれて居る時には、ベッドを一番下まで低くしておく。
③和室の検討。(現在はないが必要であれば検討)
④ナースコールの使用を徹底する。

3・車椅子からのずり落ち防止対策
①ずり落ち防止クッションの検討。
②すべり止めマット使用。
③クッションの工夫。
④車椅子の検討。(モジュラー型・リクライニングなど)
4・車椅子からの急な立ち上がり防止対策
①徘徊が見られる時には、全職員で対応する。
②必ず職員が見守りを出来る対策をとり、レクや会話の機会を持つ。
③声掛けの機会を多くする。

5・点滴・経管栄養などのチューブの抜管防止対策
①職員の目の届く場所で行う。
②経管栄養のチューブが視野に入らないように工夫する。
③点滴など接合部を覆う衣服の部分の工夫。
④職員が付き添う。

6・徘徊防止対策
①自由に移動して頂き、職員は場所の確認や声掛けなどによる対応をする。
②施設全員で見守り、常に所在確認をする。
③職員が個別対応で静かな所でゆっくり対応。(中庭や園芸等敷地全体を活用)
④居室・廊下など転倒に至る障害物の検討。

7・脱衣・オムツ外し・弄便防止対策
①こまめなオムツ交換で本人に不快な思いをさせない。
②洋服の工夫。(長めのシャツの着用など)
③目配りや巡視を小まめに行う。
④排泄パターンのチェックにより適時のトイレ誘導を行う。
⑤個人にあった排泄方法を検討する。

8・皮膚の掻き毟り防止対策
①皮膚ケアを充実させる。(内服薬・塗り薬の使用・痒みをとる工夫)

9・暴力・不穏・不安・自傷行為防止対策
①常に見守りの場所で過ごしてもらう。
②生活リズムを把握し、精神安定を図る工夫をする。

10・その他
①緊急かつ一時的に拘束の必要性がある場合は、その時の状況や時間等詳細に記録し早急に代替的な方策についての検討会(リスク・身体拘束)を実施する。

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